少し前の日記を少しずつ更新しています
2022年5月20日
磯野真穂『ダイエット幻想』を読んで、数字に取り込まれないように心がけていたけれど、ジムで久々に体組成計で測ったら体脂肪率が上がり筋肉量が1kg減っていたことに動揺し、心がガタついて気持ちが荒む。自分の体をどう捉えれば良いのかまたよくわからなくなってしまった。自分の体なのに。

この前Sさんと竹下通りを歩いていたら、わたしたちのすぐ後ろを歩いていた三人組の男子高校生から二度も舌打ちされたことを思い出した。往来が多く雨の中傘を差していて人を追い越せず、少し詰まり気味で歩かざるをえなかったのだけど、彼らからしたら「カップルが周囲に気づかずトロトロ歩いている」ように感じられて邪魔だったのだろうか。振り返って「私たちに舌打ちしているんですか?」って言えばよかった。わたしが男なら舌打ちしないんでしょう。





2022年5月18日
1時間近く繋がらないカスタマーセンターの保留音を聞き続ける(スピーカーにして他の作業をしつつも)苦痛。ほんとうに最悪に「人間社会」を意識させられるよ、カスタマーセンターの保留音。こんなところで生きていたくない。いつまで人間は保留音を聞くんだろう。2300年にも保留音聞いてたら阿呆でしょ。保留音みたいなことに関わりたくない。保留音のあの音楽、かわいそうな音楽。あんな風に音楽を使うな。掃き溜めの気持ち。人をバカにし、よりバカにさせようとするテレビのワイドショーに思う気持ちと同じ。






2022年5月17日
昼、Sさんと駅に向かっていると、駅近くで駐車していた車のフロントの通気口にいろんなポーズのカービィのぬいぐるみがたくさん挟まっていた。
中華食材屋で黒酢を買い、昼寝して、ちょっと絵を描いて、ビリヤードに行って、夕ご飯にウー・ウェンの料理本を見ながらブロッコリーの豆板醤炒めと、豚肉とニラの黒酢炒めを作る。先日買ったグリップを付け替える。お風呂に入って寝る。






2022年5月15日
Tさんとの打ち合わせは珈琲西武でやることにしたけれど、当日にTさんからカフェアルルにしませんかとの提案。しかしアルル休みでしたと連絡。珈琲西武も先に着いたTさんから満席との報告、代わりに世界堂横のベローチェで落ち合う。Tさんはアイスコーヒーとスコーン、わたしはアイスルイボスミントティーとハムとタマゴのサンドイッチ。最近Tさんはスコーンにハマって何度か作っていると言っていた。わたしも最近まで米粉スコーンを研究していて、都度配合を変えてiPhoneのメモに記録していたものを見せたりする。Tさんはオーブンを持っていなくてオーブントースターで焼いているからかクッキーみたいに仕上がったり、ホットケーキミックスを使っているからかホットケーキのようなふかふかした仕上がりになると言う。ベローチェのスコーンもどちらかというとふかふからしい。研究すると言って食べ残しを鞄にしまっていた。表面が焼けすぎる場合は途中からアルミホイルを被せると良いですよと伝えた。

Tさんがスコーンという食べ物を知ったのはスタバのスコーンかもしれないと言っていて、わたしもそうかもしれないと思った。米粉スコーンを作り始めてから近所のパン屋のスコーンを食べたけれど、そこはザクザクボロボロとした方向性だった。スコーンはあんぱんやメロンパンよりもパン屋ごとの解釈の違いがある気がする。スコーンといえば「5月」の時にIさんがスコーンを焼いてきてお茶会をしたことを思い出した。わたしは参加できなかったのだけど、Sさんから聞くには「スコーンらしいスコーン」らしいので食べてみたい。

Tさんが言っていたように「みんなが楽しく撮影できればよか」なので、その準備を進める。もう一人誰かお手伝いを頼んだほうがいいかもしれない…一日中撮影の段取りを考えたりメールのやりとりで疲れてしまった。週に2日間は勉強に当てたく、今日がその日だったのだけど諦めて数日分の日記を書く。最近ピザやドーナツ、揚げ物をよく食べたからか久々に顎にニキビ。






2022年5月10日
夢。OさんとAさんと、独逸(地名、上野近辺らしい)か成田かどこかにあるOさんおすすめの蕎麦屋に行こうとしていた。その前に私は成田のほうになにかの用事で行っていたので、また成田に行くよりは独逸がいいなあと思ってそちらを推した。独逸の蕎麦屋に向かう途中に刀削麺のお店があって火鍋が美味しそうだった。最近、飯田橋の四川料理屋「芋品香」にまた行きたいと思って検索した影響だと思う。


油絵のらくがきも続けているけれどぴんとこない。たった10日間触れただけだから当然でもあるけれど、久々に「迷子」の気持ちになり不安。毎日不安。今月末の絵も描かないといけないのに、勉強しなきゃ、ジムいかなきゃ(太る)と、いろいろ気が散ってしまう。不安になると食事もストレスになってくる。昨日も昼ご飯が決められなくてスーパーをぐるぐるしていた。軽食にしたいとき、パンを避けると選択肢が消える。かろうじて太巻といなりずしのセットを選んだけれど、本当は心から食べたいものじゃない。

ヘアサロンで撮影された写真の自分の顔がひどく不細工に思ってしまったのも、今日のこの不安定さの大きな要因だと思う。ヘアスタイリストは当然「良い」と思って撮影し、掲載しているのだけど、嫌がらせなんじゃないかと思ってしまうくらいに超卑屈な気持ちになっている。自分の顔ほど自分のものなのに自分のものとして認識できないものはないよ。自分のものだけど自分「だけ」のものではない…他人からどう認識されているのだろう。認識の手触りを得たい。あの写真のように見えているのなら最悪。顔が風船のように膨れて見える。全身の肉がいやにぶよぶよに感じる。
どうにも最近ネガティブなことばかり思ってしまう。新しい髪型がちょっと決まらなかったのもあるかも。忘れていた嫌な記憶をどんどん思い出す。いまこれを昼に書いているのだけどもう夜の気分。気分の落ち込みを日記によってブーストさせてしまっている気もする。

(その後、髪型がかわいく思えてきて回復。)





2022年5月4日
夢に昔付き合った人が出てきた。声はそのままだけど、近くに寄っても身体というよりは丸筆で描いたような黒い輪郭線で身体がなぞられていて、部屋は明るいのに顔も暗くてよく見えない。






2022年4月29日
自転車でSさんの家に行く。午後から雨が降るという予報で着いたのは12時ごろだっけ。降られなくて良かった。ジンジャークッキーをプレゼントしたら喜んでくれた。味も好評。
Sさんは寒いらしく石油ストーブをつけていた。わたしもそばに座ってパソコン作業をする。顔が火照る。しばらくしてコンビニに遅い昼食として軽食を買いに行った頃には雨は本降り。その後銭湯に行って、戻って、駅に向かう。Aさんと合流し、三人で焼き鳥屋で飲み、さらに電車に乗って蕎麦屋に行く。蕎麦を食べる前にAさんはジャージー牛乳ソフトを食べていた。太蕎麦の立ち食い蕎麦屋。揚げ物が作り置きでも香ばしくて美味しい。メニューも豊富で店員さんもさっぱりとした接客で良い雰囲気だった。Aさんと別れ、帰宅してMOWを食べたところで二人とも満腹で何もできず、22時前には就寝。






2022年4月28日
国立新美のメトロポリタン美術館展。久々にゴリゴリの西洋絵画を見た。

ジャン=レオン・ジェローム《ピュグマリオンとガラテア》はとてもロマンチックで惹かれるけれどロマンチックだからこそブレーキがかかる。いや、あまりにもその願いが叶った瞬間を描けているからこそ「覗き見ちゃいけない!」と思ったのかも。男性の爆発する情感が伝わってくるようで。マリー・ドニーズ・ヴィレール《マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ(1868年没)》表情が良い。少し前屈みで、画版に伸ばした腕が駆け出すような姿勢にも見える。ポストカードを買った。ゴッホの《花咲く果樹園》は「こうやって絵を描けたら」という気持ちになる。

タンネラウムで「パン屋と絵#14 中根唯展」を見る。Sさんがいて、他のお客さんがいなくなった頃に1階のタンネから持ってきたコーヒーを「どうぞ」と渡してくれた。これから時々会って話しながらゆくゆくは展示を、ということになった。タンネでドイツパンを買って近くの公園で昼食。その後シェアサイクル(初めて利用した)で御徒町まで移動。モンベルに寄って自転車のためのアンクルバンドを買い、3331のバンビナートギャラリーで蛭子未央「静かな湯」を見る。蛭子さんは予備校が一緒だった。先輩で志望学科も違ったからあまり交流はなかったのだけど、小さい研究所で同じ部屋にいたので覚えている。蛭子さんの絵も、ゴッホの絵ように「こうやって絵を描けたら」という気持ちになる。ちょうど財布にまとまったお金が入っていたこと、そしてFaroのSさんから入金の連絡もあったこともあり、せせこましい気持ちが消えていて、そのまま御徒町に戻り閉店間際の画材屋で油絵具をいくつかと、筆とオイル、筆洗具を買った。キャンバスは堅苦しく思えて買わなかった。

その後上野のHUBで1杯だけ飲んで帰宅。
夜はジンジャークッキーを作った。最近何度か米粉クッキーを作っていて、都度配合を変えていたのだけど今回はかなり良かった。シナモンも良い。前に買ったホワイトチョコのペンでデコレーションをする。






2022年4月20日
しっとりした空気。朝方雨が降っていたらしい。天気予報もしばらく小雨マークだったけれどちょっと持ちそうな気もしたので、耳鼻科まで自転車で行く。病院の雰囲気もよく、先生も親身に話を聞いてくれて、説明も丁寧で良かった。薬をもらった後ブロンコビリーで昼食。サラダバーが美味しくて食べ過ぎた。冷たいものを一気に食べたからか少しお腹が痛い。たけのこと水菜のサラダ。パクチーのサラダ。そら豆とクレソンの白和えは今度自分でも作ってみよう。ワイン屋で働いていた頃から気になっていたものの買わずじまいだったマルドンの塩がブロンコビリーでは使われていて、ハンバーグに少しまぶして食べたら美味しかった。

昨日から読み始めた「ダイエット幻想」のおかげで、体重の増加が少し怖くなくなった。これまで長いこと体重を一定に維持していたけれど、食べても食べなくても一日中食事のことを考える日が増えていて、精神的には良いとは言えなかった。そして肌のために健康的な食事を心がけるようになったら体重が増え、ジムに通い始め身体の変化に敏感になったことで更に不安は強くなり、普通に食べることができなくなりかけていた。
「数字」「成分」で食べることで失うもの。「避ける」ことは「避けた」そのものを中心に考えることになる。「痩せる」=「かわいくなる」は「選ぶ側」ではなく「選ばれる側」の考え方。「愛され女」からの脱却として「意思ある愛され女」と書いてしまう雑誌がある日本の風潮。「意志ある愛す女」ではなく。日本の女性が他国よりも「痩せ」願望があること。「かわいい」を求めることから目を覚ましたい。「選ばれる側」の行動をしてしまうのは、そういう風潮の世の中で生きてきたから仕方ないことでもあって、このことで自分自身をあまり責め過ぎないようにする。身を委ねないようにこれから気を付けていけばいい。

磯野さんの「大人になっていい」という一言に大きく救われる。
それでも、子供の頃に親から「かわいい」と言われなかった分の「かわいい」をいまも求めてしまう気持ちもある。「かわいい」と思ってくれていたんだろうか。「かわいい」という言葉で伝えて欲しかった。もうこんなこといつまでも言いたくない。ほんとうに大人になりたい。

多少は身体を引き締めたいけれど、体格的にスラッとした身体にはなれないんだと認めよう。なりたくなる必要もないのだから。顔は汗をかいて、お酒を飲み過ぎなければすっきりするし。容姿、体型、体重よりも、もっと思いを巡らすべきことがある。今日、ブロンコビリーでカロリーを気にせずお腹いっぱい美味しく食べれたこと、新鮮な組み合わせの料理を知って、作ってみようと思えたことが嬉しい。


mmmさんのライブを見に渋谷のWWWへ。始まる前にTさんと、YさんとMさん夫妻(初対面)と会場近くの博多ラーメンの店で飲む。Mさんはわたしと歳は近いけれど3児の母でもあって、「いろんな人生」と思った。会場に向かう道中、姓が変わることや結婚について少し話した。
「大人の女性」について考えながらmmmさんの歌う姿を見ていた。「かわいい」ではなく「優しい」口笛。





2022年4月19日
歯医者に行った。歯医者は最後に行ったのは昨年の8月くらいで、その後制作で慌ただしくて2ヶ月毎の定期検診をキャンセルして現在に至るため、なんとなく行きにくいので新しい医院に行った。結果的に良いセカンドオピニオンになって、歯の磨き方も褒められ、歯石もほとんど無いから定期検診は一年後で大丈夫と言われた。歯の隙間にほんの少しの虫歯があるけれど、これも無理に削ったりする必要もなく、この調子で維持し続ければ問題ないとのこと。一番驚いたのが下の歯二本の親知らずで、これもこのままで良いと言われた。前の歯医者ではなるべく抜いたほうがいいと言われたのに。抜きたいのならば顎の筋肉が柔らかい若いうちに抜いたほうが良いけれど、抜かないと決めているのならこのまま温存でも大丈夫ということ。先生自身も親知らずを抜いていない。話しぶりもあっさりとした方で、適度に素が出ていて人間味が感じられる。診療回数を減らしてくれる歯医者は良いな。

読み始めた磯野真穂「ダイエット幻想」がすごく良い。いま自分が求めていた本だった。





2022年4月17日
LくんとSさんとSさんと4人で千葉の大多喜にあるmitosayaのオープンデーに行く。東京駅で集合、高速バスに乗って。
夜は上野のLくんおすすめの火鍋の店に行く。最近あった「とほほ」な出来事を話す。それに対しSさんが発したクリアで力強い一言が、わたしの心に坐り付いていた「とほほ」を串刺し、そのまま身体の外に押し出してくれた。隣に座っていたSさんからも「刺さった音が聞こえた!」と言われた。

以前、横浜市民ギャラリーあざみのの関川航平「今日」の関連イベントで関川さんと小説家の山下澄人のトークイベントがあり、終盤に山下さんと観客の一人のやりとりで少し緊張する場面があった。そのときに山下さんが静かな声で言った「同じ土俵に立ちたくない」という一言が忘れられない。そういう気持ちになることが自分にもあったことに気づいた。でもその気持ちを自分の中で言い表す言葉をこれまで持ち合わせてなくて、ほかの言葉で表していたけれど、そうすると元々の気持ちとは少し違うニュアンスになっていて、対応の仕方も良かったとは言えない。だから根本的な解決にはならず、そういう気持ちになることを繰り返してしまっていたんだと思う。
「同じ土俵に立ちたくない」という気持ちの表れは、同時に「土俵から降りればいい」という対応ができることを自分に知らせてくれる。トークイベント以降、度々救われている。






2022年4月16日
Nを納品。
朝食兼昼食を求めにSさんと駅前に向かう。ケバブ屋で弁当を買って河原で食べる。チューリップが何色もカラフルに植えられている花壇。大きな鯉のぼりがなびいている。川沿いを歩いて、途中フリスビーを大人数でサッカーのようにプレーしている集団をいくつか見た。





2022年4月9日
Uの作業は早め早めに進められて良かった。明日ゆっくり作業して終えられる目処がついたので夕方にFaro kagurazakaの我喜屋位瑳務さんの個展初日に行く。
打ち上げに参加させてもらう。二軒目のカラオケスナックは想像するスナックよりは広く、半円状に座席が配置されていて、中央のカラオケステージに向かって少し見下ろすような高低差がある。着物姿のママとスタッフのお姉さんが数人。その一人がわたしたちの席につき、Sさんがわたしのことをアーティストだと紹介をしたところ「すごーい」と言われてしまう。時々起こる状況だけど、こういうときどう反応するのが一番良いのだろう。お姉さん側の思惑も考えてしまう。自分の話をしてもつまらないのでお姉さんのことを聞こうとしたけれど、無粋に思われた気もする。わたしがお姉さんだったら聞いてほしくないと思う。お姉さんは話しながらも合間にカラオケステージへ向かって拍手し、またこちらに振り向いて話を振ったり聞いたり、水滴で濡れたテーブルを拭いたり、トイレから帰ってきた客におしぼりを渡したり、帰るお客さんをお見送りしたり、いろんな気配りをしなくてはいけない。こういう場所はちょっと苦手かもしれない。





2022年4月8日
引き続きUの本番作業。
昼近くに起きてSさんと弁当を買いに行く。午後にジム。トレーニング中、昨日からの作業による目の疲れからか頭痛がして、力むと頭の血管が切れそう。体重が増えた気がする。もしくは昨夜のお酒のせいか身体が重い。下半身のトレーニングと有酸素30分で切り上げた。






2022年4月1日
今回の肌荒れはおそらく剃刀負けしたことが原因だという結論に行き着いた。安価な剃刀を使用していたのだけど、なぜかいままで気にしたことがなかった。最近手の甲も剃刀負けしていたのに。薬局で敏感肌用の剃刀を買う。この1週間くらい毎日お酒を飲んでいるのも当然良くなさそう。炎症に悪影響。最近はお酒を飲まないとやってられない気分だった。あとカカオも合わないのかもしれない。この肌荒れがおきる前日までの二日間、豆乳はちみつココアを作って飲んでいた。市販のチョコレートよりはシンプルな材料のココアを飲むほうがましだと思ったのだけど、シンプルな分高カカオでもあって、それがよくなかったのかも。チョコレートが食べたいよ。
本当はサイクリングしてどこか公園でお花見をする予定だったけれど、気温も低かったので、桜並木のある通りを歩いた。通りの幅が狭く、並木の高さも低いのでトンネルのよう。ずっと視界が薄ピンク色でふわふわしていた。寿司屋を見つけて遅い昼ごはん。テーブル席に座ったら大きな窓から桜並木が見えてお花見気分でよかった。






2022年3月31日
昨夜から口周りに吹き出物ができる気配の痛みがして、朝起きると顔の左半分の皮膚の感覚がなんとなく鈍い。はれぼったい感覚。不安になっていろいろ調べ、副鼻腔炎気味なのが原因なのではと思い、花粉症の症状も酷かったので耳鼻科に行く。
昼過ぎにSさんが来るが、久々に吹き出物がでたこと、最近気をつけている食生活のストレス、病院に行ってばかりなこと、ジムに行こうと思っているのに時間をつくれず(気力も体力も落ちている)行けていないこと、今朝もジムに行くために早起きしたのに病院に行くことになってしまったことなどが、Sさんの顔を見たら急に溢れ出てきてあっという間に泣いてしまった。話を聞いてもらい、少し落ち着いて、今日はもう良いのだとパン屋に行って久々にパンを食べた。美味しかった。


夜。ドライブ・マイ・カーに関する批判意見、ウィル・スミスのアカデミー賞授賞式での暴力の話などもする。





2022年3月30日
色校正を確認しに、成城学園前駅からバスで10分ほどのところにあるUさんの事務所に行く。今日は暖かくて、駅前の桜並木が満開だった。銀行に行く途中にハーブス、甘味処、成城アルプスの前を通る。成城アルプスには高校生の頃に一度だけ入った。時間があれば成城パンとセイビも一目見たかった。成城パン、グルテンを避けた生活をしていなければ寄っていたなあ。セイビに通っていた頃にいつか入りたいと思っていたシュベールに初めて入り、オムライスを食べる。佐々木中の本を読み終える。
一階の文房具屋は花屋も兼ねていたことを外まで香る匂いで思い出す。青山フラワーマーケットとは違う匂い。バス停近くの交差点の信号が消えていて、付近の店の店員達が道に出てきていた。電力会社の作業員らしき男性二人が配電盤をいじっていた。停電したからいじっているのか、いじって停電させてしまったのかは分からなかった。


帰りに寄った雑貨店で2年ほど欲しいと思い続けていたコームを見つけ、ついでに素朴なハンガーと植物を買って帰る。





2022年3月29日
夕方にNのラフを終え、今日こそジムに行こうと思ったのに、webのリニューアル作業をがっつりやってしまって深夜1時半。しかし「illustration」「etc」はほぼ完成、「product」もかなり進んだので良しとする。もうジムは午前中に行くようにする。
NもUの絵も作業量の多い絵なので少し気が重い。4月10日、15日と締切が続く。
先日誘われた5月末のグループ展は参加したいと思っているので、4月中旬以降はその制作をしたい。普段描くようなサイズだと2点が限度だろうなあ。小さいものだったらどうだろう…いや、数は結果でしかない。あまり考えないでおこう。
花粉症がきつい。目の痒みと鼻の奥、上顎の奥の痒み。
なかなか気温が上がらない。今日も暖房をつけるくらいには寒い日だった。






2022年3月28日
睡眠不足と花粉症の症状で目が痒く、少し風邪っぽい頭痛もあって体調が芳しくない。鼻もむずむず。喉も花粉なのか風邪のひき始めなのがわからないが少し焼ける感じ。鼻水が喉奥に垂れてきている感じ。耳鼻科でもらった薬があまり効いていない気がする。行った耳鼻科もちょっと雑な印象だったので別の耳鼻科に行こうかな。皮膚科と産婦人科に定期的に行くだけでも気分が削がれるのに、新たに耳鼻科も加わってげんなり。甘い物も食べたくて夕方にココアを作って飲み、じゃがりこを食べ(久々の市販のお菓子)、深夜に紅茶とココナッツのクッキーを焼いて半分食べた。
Nのラフ制作。






2022年3月27日
Uの最終ラフを書き終える。明日送信のメールを書いて予約をする。Tさんから頼まれていたタトゥーのラフも送る。洗面所と床の掃除。弟から譲ってもらった加湿器も掃除したけれど部品が足りなかったり元々が汚すぎてちょっと使うのに抵抗が出てきた。超音波式加湿器はカルキが固まった白い粉が付着しやすいとのこと。
銀行に記帳しに行った帰りにジェラートを食べる。桜味のジェラートと甘夏のソルベのダブル。夕方Oさんが来て三人で夕食。Sさんが雛豆とさつまいもと玉ねぎのヴィーガンカレー、手羽トロとブロッコリーの炒めものを作ってくれた。料理ができる前に結構飲んでしまった。






2022年3月26日
曇天。午前中からにわか雨、夕方から雨が降るという予報。風が強い。
Sさんと外出。FARO Kagurazakaの宮川慶子「みずの中のあなたと共に」とWISH LESSのLEE KAN KYO「NFT」に行く。FAROではSさんと三人でしばらく話す。家族、親孝行、運動の話など。
どちらも展示もよかった。宮川さんの小さな絵のシリーズのような気持ちで自分も絵を描けたらと思った。タイトルと名前をサインしていたのが自然ですごくよかった。LEEくんのサービス精神。作品単体のこだわりというよりは、それを完成させて、全体のイメージで伝えようとすること。

一日中天気が悪く身体が冷え、外出疲れもあって夜少し体調を崩しかけたけれど、風呂に浸かって葛根湯を飲んだら持ち直した。






2022年3月25日
Uのラフ作業。
先日smoke booksで購入した米粉のおやつのレシピ本に載っていたクッキーを作る。昨日からチョコレートを食べたい欲が湧いていたのでココアパウダーに変更。夜は四川風麻婆豆腐とわかめと豆腐と卵のスープを作る。






2022年3月24日
せめて行動記録だけでも書こう。
三食自炊。朝は納豆ご飯と味噌汁、昼は肉そば、夜はブロッコリーと鶏胸肉の酒蒸し、もやしとほうれん草のコチュジャン和え。数日前から白米の量をぐっと減らしている。
めんつゆは水出しの出汁に醤油とみりんを加えて作るのだけど、ベストなレシピが見つけられず、毎回濃さの調整に苦戦している。今日は薄めすぎた。

小泉悠氏がロシア情勢について語る講演会動画を聴きながらUの仕事のラフを進める。夕飯を食べたあとベローチェに行き勉強。甘いものが食べたくてコーヒーと一緒にチョコレートも買おうかと思ったけれどカフェモカで一応我慢ということにする。しかしカフェラテにチョコレートソースがかかっただけなので、思っていたより甘さがなくちょっと残念な気持ち。スターバックスのカフェモカ(もう何年も飲んでいないが)はこってりとした甘さだった気がする。

小麦粉とカフェインと甘いものを控える生活。始めた当初よりはずいぶんと慣れてきたけれどやっぱり窮屈な気持ちはある。パン食べてないなあ。この前朝マック食べたくらいだ。近所においしいパン屋もあるしいつだって食べたいのだけど、最近はブレーキがかかって自然と選択肢から消えている。しかし主食が米のみというのも飽きるので最近は十割蕎麦というレパートリーを増やした。ケバブ屋ではケバブ丼。
太っているわけではないのだけれど、もっと体脂肪を減らしたい。己の痩身願望にいろんな方法で抗ってはきたけれど、どうしても太るのが怖い。身体全体がむくんでいるような気持ち。自分の意識よりも身体が大きい。シュッとしたい。筋肉で引き締まって華奢な身体になりたい。筋肉がついてきたからかその上を覆う脂肪が気になる。





2022年3月22日
急に真冬の寒さ。雪に近いみぞれが降った。






2022年3月16日
Sのイラストレーションは今日中に提出する予定で、スキャンしてデータを整える。大体整った夕方頃、絵の一部がひどく歪んでることに気付き修正。一度にたくさん描くという仕事はこういうことが起きそうだなあと思っていたことが起きる。異常にお腹も空く。最近間食が止まらない。そろそろやめなければと思っていながらナッツを食べる。もうしばらくナッツ買うのはやめよう。
深夜に地震。かなり揺れた。福島と宮城で震度6強。Sさんと少し電話。ニュース映像とSpotifyでジャズを流しながら作業をする。ニュースの情報を入れすぎて少し忙しない気持ちになり、そのまま4時頃まで作業。






2022年3月5日
ホッピーはビールやワインとも違う、ホッピーの酔い方をするのが不思議。
天気予報では予想気温17度と言っていたけれど、室内にいるとまだ寒くてストーブをつけた。






2022年3月4日
最近ようやくランニングマシンが好きになった。クロストレーナーよりも格段に疲れるのだけど、全力で疲れ切りたい気分の時はランニングマシンが良い。というか体力がついてきたのかもしれない。クロストレーナーだと物足りなく思うようになった。腕を振って足を思い切り蹴り出すのが気持ちが良い。たくさん息を吸って吐く。いろんなリズムの呼吸を試す。汗もたくさんかくしカロリーも消費するし。






2022年3月3日
スペアリブと米粉スコーンを焼いてSさんの家に行く。暖かくなってきたのでスカートが履ける。久々にプリーツスカートを履く。
スコーンを食べて、作業をして、スーパーに行って、夕ご飯は野菜スープ(野菜とベーコン角切り。にんにくをすりおろして入れる。グローブ・カルダモンも一緒に煮出す。仕上げにバターをひとかけら入れる)とじゃがいもをローズマリーと塩で焼いたものとスペアリブを食べる。






2022年2月21日
今日は晴れているけれど気温が低い。芯から冷える。ポケットに手を入れないと指先の感覚がなくなる。

朝ごはんのあとに掃除と洗濯。オンラインストアの発送が1件。昼ごはん用に米粉スコーンをつくり、ちょっと食べて作業の準備。耳鼻科に行き、近くの自転車屋でスタンドを修理してもらう。変速ギアも調整してもらった。そのあとジム。帰宅してバナナとスコーンを食べて風呂。






2022年2月20日
〈去年の日記より〉
主体とは、どの呼びかけに応えるか、その応えによって形作られるという話のつづき。「応える」かたちのひとつに「受け入れる」がある。「なんでも受け入れてしまう」という性質は、同時に「なんでも渡してしまっている」恐れがあること。
渡したくない人に自分の大切なものを受け渡してしまったり(抱かれる、自分の価値を自ら下げる)、大切な人にその人が受け取りたくないものを渡してしまったりする。自分の場合、応答では揺らがない主体の「核」が極端に小さく、「準主体」の範囲が広い。だから呼びかけによって大きく揺らぐ。揺らぐ土台が弱い。どちらかと言うと、「受け入れない」ことを気にした方が良いのかもしれない。無自覚なふるまいが一番残酷。

昨日まで、だんだんと治療を始める前のような卑屈な気持ちになっていた。カフェインをやめたり食事内容を気にしたり化粧品を変えたり運動したり米粉つかったり、色々してるのに肌の回復はちょっと停滞期なのか、治らないことにモヤモヤが積もってた。心が狭くなり、ただ「肌の調子が悪い自分」という認識じゃなくて、治療を始める前のひねくれた気持ち、「肌の汚い自分はダメだ」と思うようになっていた。肌の調子が悪いということが自分の価値が下がっていることとイコールになっていた。
朝起きて顔を見たら二つのニキビはまだまだ治るには程遠い状態だけれど、他の大部分は悪くないと思えた。しっかり薬を塗る・飲むことと、食事に気をつけるという簡単なこと。なるべく早く寝ること。「禁止されてる」「食べちゃいけない」「できなかった」と思わなくて良い。






2022年2月19日
最近肌の調子が悪い。治療前に比べれば全体的にだいぶ良くはなっているけれど、それ以上回復しないというか、すぐに再び悪化しそうな不安定さがある。数日前から1日のうちの3割は肌荒れのことを考えている。だんだんと気持ちが滅入り、他のことで気を紛らわせられないまで落ち込む。






2022年2月16日
午後は池袋に向かう。世界堂に用事があったのだけど、それだけで帰るのもつまらないので映画も観た。「ドライブ・マイ・カー」。よかったな。観終わってからずっと頭がぼーっとしている。頭痛もする。良いものを見ると頭痛がする。最初から最後まで一定のテンポで「ハッ」とすることが起きる映画だった。

序盤から何度も流れる録音テープの妻の音声の抑揚を抑えた読み方が、映画全体の感情の起伏をぐっと押さえつけ均していて、押さえつけた手のひらには下からの脈打つ振動が微かに伝わってくるような。車の走行音もストーリーが進むにつれてだんだんと落ち着く音に思える。
『ワーニャ伯父さん』の本読みのシーンで台詞の終わりに机を拳で軽く叩くのもリズム。拳の石が水面に投げられて波紋が広がる。『ワーニャ伯父さん』の台詞が呪文のように身体に染み込む。ラストの家福の吐露が呪文を解く。まっすぐに届く。一直線。ゴミ処理工場の、原爆ドームと平和記念公園を結ぶ線を遮らないように設計されたガラス張りの通路、を通り抜ける風。


「好きな俳優」と聞かれてもそういう気持ちを持っていないのだけど、岡田将生は見かける度になんとなく愛着があるなあと思っていて、今回も思った。かわいい顔なんだけど、なんだか匿名性があるというか、人工皮膚で覆われているような顔つき。考えていることがわかりそうという油断をさせる顔。人の考えていることなんてわかるわけがないという当然のことに気づかされる顔。

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以前よりも自分を守りたい気持ちが強くなっていて、それはこれまであまりにも無防備だったことで自分で自分を蔑ろにしていたことが多かったことに気づいたからなのだけど、自分が「嫌な気持ち」になることに敏感になるのは当然ながら良くも悪くもあるなあと思った。
人と相対して「嫌な気持ち」になったとき、つまりこちらは「傷ついている」とき、その原因が「相手」ではなく、自分自身の被虐的な考え方によって「傷ついている」と思っている場合もある。今回の出来事がそうだった。自分が「本来なら応えられるわけがない(心を動かせない)」呼びかけに応えてしまったがために、結果的に自分で自分を「傷つけている」ことに気づかず「傷ついている」と思ってしまっていた。
応え方こそが自分の主体をつくっているのだから、雑な呼びかけに応えるのはそういう主体になるということ。ブレーキのかけ方。今回動いてしまったのは、少ながらず自分のなかにもその欲があったからなんだけれど、それは考えがあっての動きではなく、刺激を受けての反射反応でしかない。動くべきではなかった。動いてはいけなかった。「傷ついた」として終わらせて良い話ではない。






2022年2月9日
母から送られてきた小包を受け取りにコンビニに行く。いまの家に引っ越してから年2回くらい届く。なぜかいつも自然食品。今回はバースデーカードと1万円が入った封筒が同封されていた。
大抵カードには「誕生日おめでとう」、封筒には「好きなもの買ってください」の一言が書かれているが、今年のバースデーカードは二つ折りの、開くと二羽の文鳥が首を傾げる仕掛けで、今年はついに「誕生日おめでとう」の一言も書かれていなかった。そんな。わたしも思わず首を傾げるよ。


「文章を考えて、書いて、渡す」という手段の愛情表現を用いないだけ。ただそれだけのことなんだけれど、無記入のカードはさすがに寂しくなってしまった。こういうとき、母を「母」ではなく「一人の人間」に思う。してほしいことをしてもらえなかったから思うという、身勝手で恥ずかしい話なんだけれど。その「人間」の子供、自分にもそういうところがあるのも感じる。癖、偏り。
細かいことは忘れたけれど、母がわたしの卒業制作の展示になぜか来ようとしなくて、「見にきてよ」と泣いて訴えたことを思い出した。さっき「愛情表現をしないだけ」と書いたけれど、正直、その頃にはもう母はわたしに興味がなくなっていたんじゃないかと思う。

ここまで書いてふと思った。わたしは中学から高校にかけて度々精神的に不安定になり、母に八つ当たりしていた時期があった。その頃から母はわたしから距離を置いたんじゃないだろうか。わたしの泣き喚きの直撃を避けるために、それまで抱いていたなにかを手放したんじゃないだろうか。いま初めて気付いた。そんな気がする。
それまではそんなことはなかったと思う。幼稚園の卒園アルバムに載せる似顔絵を何度も描き直させ(母は覚えていないと言う)、小学四年生から塾に通わせるくらいのわたしへの興味はあった。いや、それは「興味」とは言わないか。親としてのあれ。母がわたしや弟のこと、自分が産んだ子供のことをどう思っているのかわからない。


ホームセンターに行って土など購入。帰って多肉植物の植え替え。ベローチェに行き三日分の日記を描く。その後ジムに行こうと思ったけれど、スーパーで数日分の食材を買ったら荷物が重く、心折れてそのまま帰宅。





2022年2月6日
昼からMさんの家に行った。ポンカンのパウンドケーキを作って持っていく。福江島で買って誰かにプレゼントしたいと思っていたバスソルトも渡せてよかった。
Mさんの家の庭は近所で飼われている猫の散歩ルートになっていて、ちょうどわたしたちが帰ってきたときに庭の塀に座っていた。Mさんがカレーの準備をしている間、縁側でおもちゃをつかって猫と少し遊ぶ。ガラス戸で日差しが暖かい。
ルーローハン風のカレー(八角が効いていて美味しい)を食べ、パウンドケーキ、家に行く途中でMさんが買ってくれた和菓子、みかんと次々食べながらいろいろとしゃべる。
帰りに残りのカレーと宮崎牛のハンバーグ、みかんなどをおみやげにもらう。「おばあちゃんみたいだね」と言い合っていたら、Sさんにも「おばあちゃん家に行ってきたの?」と言われた。






2022年1月29日
何に対して「生きる喜び」を感じるのだろうか。






2022年1月24日
8時過ぎにチェックアウト、港の定食屋で朝食をとる。昨日も結構寝たけど疲れきっていて、福江島から長崎港へ向かうジェットフォイルのなかでもよく寝る。どこも臨時休館のため、ひとまず紀伊國屋書店でキリシタン関係の本を少し読み、松翁件本店にお土産のカステラを買いに行き、大正堂書店という古本屋でもキリシタン関係の本を探し、福砂屋で小さなカステラを買って、中華街の広場でおやつがわりに食べる。次回大浦天主堂とオランダ坂は合わせて行きたい。グラバー園も。あと浦上天主堂の近くにあるサンパウロ長崎センターにも行きたい。雲仙や島原にも行ってみたい。夕方に長崎空港に移動し、夕暮れに離陸、機内でヒレカツサンドを食べながら田中美津の本を読み返して過ごす。
成田着。Sさんが家に来てくれることになり、最寄駅で待ち合わせ。5日ぶりだけどちょっと新鮮な気持ち。ビールを飲みながらSさんが用意してくれた鰹のたたきを食べる。旅行をしながら思ったことなど話す。初めて口に出したからか、言おうとしたことじゃないことを言っている気がして気恥ずかしくなり、少し冗談めかして話してしまった。写真の量が多くて飛ばし飛ばしに見せていたらなんだか忙しないお披露目会になってしまった。


旅行中、潜伏キリシタン関係のものに触れながら、だんだんと、わたしは潜伏キリシタンのどこにこんなにも惹かれているんだろうと思った。潜伏キリシタンというよりは、潜伏キリシタンを鏡にして自分を見る。自分は何を求めているんだろうか。救いのようなことではあるんだろうけれど、まだ曇っていてよく見えない。





2022年1月23日
昨夜から雨。今日だけホテルの朝食を予約した。まさにホテルの朝食らしい内容で贅沢な気持ち。なめこと山菜のゆず風味の冷菜が美味しかった。ホテルのスクランブルエッグってなんであんなにとろとろで美味しいんだろう。
9時過ぎに出発、路線バスで水の浦教会へ。大浦天主堂の雰囲気に似ていて好みだった。ここで昨日のツアーガイドのUさんと合流する。あいにく天気も悪く、移動手段のないわたしを気遣ってくれて、ちょうどUさんも今日は予定がなかったそうで個人的に島を案内してくれることに。まず楠原牢屋跡、これは一度解体されたけれど、再び柱や引き戸を利用し一部復元されている。その近くの楠原教会は日曜ということもあり、ちょうど祭祀(葬儀?)が行われていて遠くから眺めた。この旅行でいろいろな教会に行ったけれど、唯一、使用されている様子を見ることができたのはよかった。次に井持浦教会へ。ここは日本で初めてのルルドがあり、神父の呼びかけで島内の信者が珍しいかたちの岩を持ち寄って造られたという。岩に生えた植物は亜熱帯の雰囲気があり、今日は雨が降っていて葉が濡れてつやつやしていた。敷地内には巡礼者のための宿泊施設があり、ロビーには無人の売店がある。ここに置いてあった井持浦教会の100年記念誌には昔の写真が数多く掲載されていて魅力的だったのだけど、Uさんを待たせていることもありちゃんと読めず心残り。また行く機会を設けたら次こそひとりで運転して向かい、じっくり読みたい。(帰ってから調べてみたら以前は販売されていたみたいで、いまからでも買えるなら買いたい。)
そのあと山を登って大瀬崎灯台が見える高台や浦頭教会(ノアの方舟をイメージして造られたという現代的な建築)に寄って、ホテルまで送ってもらって解散。これが13時頃。Uさんは74歳で、三井楽地区のまちづくり協議会の役員でもあり、つばきマラソンの実行委員会の副会長も務め、昨日のようなガイドもされている。だからまだまだ元気で、わたしの父が68歳ですでにボケ始めてきていることを話したら「なにかさせたほうがいいですよ」と言って、福江島への移住を勧めてきたのが面白かった。ここにいるとなんでも自分でしないといけないから、と。母がなんでもできちゃう(しちゃう)ことが大きな要因だという結論に至った。

ホテルで一息ついて、昼食をとりに近くの町中華の店へ。ちゃんぽんを食べる。塩味が下にピリピリくる、少しとんこつ臭くて甘いスープ。ちゃんぽんと言っても店によって結構違うんだろうなあと思った。その後は福江教会、五島観光歴史資料館、山本二三美術館を回り、スーパーに寄ってホテルに戻る。先に風呂に入り、食べ、22時くらいには寝たと思う。疲れが溜まっていた。






2022年1月22日
早朝起床、6時半に朝食を食べ7時にチェックアウト。長崎港ターミナルに向かい、7時40分発のジェットフォイルで福江島へ。福江港に着いたらそのまま福江島・久賀島・奈留島の教会を巡るツアーに参加。わたしの他に参加者は二人だった。
まず向かった奈留島の江上天主堂は地勢に適応した教会堂ということで世界遺産に登録されている。教会があるこの集落は小さな谷間にあり(平地は仏教徒が住んでいるため、あとから移住した潜伏キリシタンはわずかな土地を切り開かなければならなかった)、天主堂の前にはタブノキが生えていて、ごれが防風林として機能している。かわいらしい外観。天主堂内の見学は前日に「まん延防止重点措置」の影響で中止になり残念。
久賀島の旧五輪教会堂には海上タクシーで移動する。塗装が剥がれて年季の入った板張りの教会堂。清貧さ(使用されていないからでもあると思うけれど)を感じられて、とても勝手だけど「好み」だった。いまのところは教会堂内の見学は可能で、教会として使用されていないため撮影も可能。窓は珍しく引き戸。偶然、長崎に来る前にこの教会守の男性を特集した映像ニュースを見ていたので、ちょっとだけ話した。気恥ずかしいそうであの映像は見ていないらしい。
そのあと山道を歩き、タクシーに乗って久賀島の久賀島観光交流拠点センターで昼食、五島うどんを食べる。午後はまず牢屋の窄殉教記念教会に。ここでの凄惨な出来事は少し文章で読んでいたけれど、ガイドさんの口から聞き、殉教者の名前が刻まれた石碑、その場所から眺めるおだやかな湾を眺めると、ほんとうに何と言えばいいのか、酷い気持ちになる。幼児、妊婦から老人まで、12畳に200人、1畳に約17人が8ヶ月間押し込められた場所。
タクシーに乗り込み、浜脇教会を通り過ぎて港から福江島に戻る。そして堂崎天主堂へ。二十六聖人のひとり、五島出身のヨハネ五島を祈念して日本二十六聖人殉職者聖堂と命名されている教会堂。外観は赤煉瓦で重厚感があり、一部は煉瓦の角が見えるように45度回転させて積み重ねていてアクセントになっている。ここは教会堂内は資料館になっていて入れた。外に生えていた紫の花の植物(名前忘れた)は良い香りがする。ここも海辺にあり、波で削られて丸まった岩がふたつ並んでいた。そして福江港に戻り解散。
ホテルに行く前に少し商店街を歩く。小さなスーパーに寄ってひとまずビールを1缶買う。チェックインし、朝買った梅おにぎりと残りの千代香を食べ休憩。google mapで調べたら近所に大きなスーパーがあったので、ここで刺身など惣菜と、追加のビールを買う。食べ終わり、風呂に入り、Sさんと数日ぶりにテレビ通話(テレビ通話、他に言い方がありそう)。通話を終えて、ビールを飲みながら船越の作品集を読んでいたらいつの間にか寝落ちしていた。深夜に起きて歯を磨いて寝る。






2022年1月21日
ホテルの朝食を食べ、9時過ぎに出発。西坂の丘にある日本二十六聖人殉教地に行く。船越保武のレリーフが本当に良かった。その裏にある記念館に3時間ほど滞在。路面電車で平和公園で下車。坂を登る道中、パン屋でパンを買って浦上天主堂前の公園で食べる。浦上天主堂は教会内も見学できた。外には被爆し破損した聖人や天使の石像が置いてあった。表面がランダムな水玉模様のようになっていて、あれが原爆の熱なんだろうか。天主堂横には旧浦上天主堂の倒壊した鐘楼が当時のままそこにあって、それを見に行く途中の小道で見た2羽の小鳥がかわいかった。黄色と橙色の鳥。坂を下り、平和祈念像を見る。思っていたよりも小さくて、思っていた通り良くなかった。碑文にも違和感。「男性の健康美」。船越との違いを思う。その後原爆落下中心地の碑を見る。二度ほど上を向いた。雲は少し浮かぶくらいの澄んだ青空。
公園をあとにして、バスに乗って大浦天主堂に行くも、今日から「まん延防止重点措置」の適用でまさかの休館。ショック。天主堂の横の細い坂を登って、天主堂を横から眺めたりする。ついでに行こうと思っていたグラバー園も同じく休館。通常なら20時まで開館している長崎市美術館も18時までに変更になっていて、気づいたのは17時前。急いで向かう。いくつか常設展があり、もともと船越保武の二十六聖人レリーフにまつわるデッサン・ドローイングの展示を目当てにしていたけれど他の展示も面白かった。スペインで収集した美術品で構成されている須磨コレクションは宗教絵画が多くてラッキーだった。ピカソやダリもあって、特に「海の皮膚を引きあげるヘラクレスがクピドをめざめさせようとするヴィーナスにもう少し待って欲しいと頼む」という絵がかっこよかった。http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/coa/colGetByArt.do?command=view&number=345
閉館ぎりぎりにミュージアムショップで船越の作品集を購入し、スーパーで刺身や唐揚げなど惣菜を買ってホテルに戻る。お腹が減っていたので浦上天守堂に行く途中にある和菓子屋で買った千代香というお菓子をひとつ食べる。どらやきよりもちもちとした皮1枚で餡子が包まれている。かたちもかわいい。






2022年1月20日
早朝Sさんと家を出て、駅で別れてわたしは成田空港へ。昼前に長崎空港に着く。空港からリムジンバスに乗って40分ほどで長崎新地に着くも、移動続きで少し酔う。イオンのトイレに寄って、ひとまず昼食をとろうと中華街を歩き、品揃えのよい植物屋で多肉の鉢について店員に質問したり、飲み屋街に迷い込んだりした後、メインの通りから少し外れた中華料理屋に入る。皿うどんを食べる。具材がたくさんのっていて、麺は太めのそばのような麺で美味しかった。上品。

そのあと地図を見たら出島が近かったので寄ってみると、思っていたより見応えがあり2時間ほど滞在する。出島を出る頃にはもう夕方で、川沿いを歩いて眼鏡橋を見たり、凧(ハタ)屋さんでSさんへのお土産を買ったりしながら、長崎歴史文化博物館に行く。閉館まで1時間切っていて、歩き続けて疲れてもいたのでさらっと見て帰ろうと思ったけれど、虎の絵や陶器、ガラス細工、潜伏キリシタンのブースなど、これもまた面白いものが多くて閉館時間ぎりぎりに退館。
中町教会に立ち寄り、長崎駅近くのホテルに到着。一息ついて駅近くの町中華の店に皿うどんを食べに行く。昼食べた皿うどんとは真逆の方向性で、揚げ麺(太麺と細麺が選べる)にとろみの強い餡がかかっている。かなりジャンクな味で、少し残してしまった。揚げ麺は一人前も食べれないなあと思った。昼に食べたような、具材が多く餡は少なめで揚げ麺ではない皿うどんが食べたくて、翌日以降もそういった店を探してみたけれど見つからなかった。
食べ終わってホテルに戻る途中、胃を落ち着かせようとホテル近くの喫茶店に入り、コーヒーを2杯飲み(2杯目にチョコレートをサービスしてもらった)、田中美津の本も読み終えてホテルに戻る。風呂に入り、ほぼ寝落ちのように就寝。






2022年1月3日
去年の11月24日以来日記を書いていなかった。海老原商店での個展のための制作に追われていた頃。生活(主に睡眠時間)が乱れ、いろいろな出来事も重なり心身ともに追い込まれ、ジムで体力を消耗するのも惜しい気がして行くのをやめていた。12月4日に個展が始まってからもなんだかんだ慌ただしく、12月半ばにやっと再開、今日は今年最初のジム、の前にベローチェで日記も久々に書いている。


元旦の朝は用意したおせちを食べた。お屠蘇も用意して、一人暮らしを始めてから一番お正月らしい朝になった。
お煮しめは煮汁を二倍にしたことで濃すぎる仕上がり。白ごはん.comを参考に作ったお雑煮となますは美味しかった。田作りも味は良かったがたれが多くてカチコチ。購入した数の子も味付けがちょっとしょっぱいので来年は自分で用意したい。黒豆の代わりに素煎り黒大豆。かまぼこはすっきりした味でおいしい。醤油を使った料理が多いのでちょっと食傷気味。来年はお煮しめの代わりにミートローフを作るのもいいかも。赤海老もいいかも。伊達巻も購入したけれど、来年は代わりに大きな卵焼きを作るのもいいかも。
その後外出。川沿いを歩き、街を散歩。通りかかった神社二箇所にお参りして、わたしは忘れ物を取りに一旦家へ。Sさんは作業場で木工作業。夜は映画を見ながらおせちの残りと、お煮しめを刻んで炊き込みご飯にしたものを食べた。